ゲルニカに近いS100号キャンバス(162cm×162cm)を縦に2枚、横に5枚繋げたもの(324cm✕810cm)を使用します。

10枚組で巨大なので、各会場サイズに合わせてバラバラにして必要な枚数を持って行きます。

対話を通じた鑑賞会(聞き手と描き手も加わったワークショップ)を通じて多くの人に、どんな絵にしたいか、どんな絵が見たいか、モチーフへの意味合いなどを絵を前に対話をしてもらい、一緒に考えてもらいます。

参加者はワークシートにアイデアを書いてもらい名前を「育てた人」としてホームページに記載してゆきます。

そして、描き手がそのアイデアを吸い上げ、後日巨大な絵画に描き足して行き、その様子や描き足した後の絵画の画像をホームページで成長過程としてアップしてゆきます。

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私達は、美術関係者だけでなく、普通の生活をしている沢山の人達に考えや思いをリアルタイムに描き込みながら、

生もののように変化し、みんなで育てていく「育てる絵画」にしてゆきたいです。

また、同時代に生きる人が最も必要とし共感できる内容の絵画を作って行きたいと思います。

特にこれからの未来を創っていく子供達には絵画を通して素直な気持ち、感じた事を話してもらいたいです。

10年後に普遍性を持つたくさんの人の気持ちの詰まった絵画ができていることを期待します。