集計終了!
皆さんこんにちは。
朝晩の気温が落ち着いてきて、秋がやっと来始めたかなと感じる今日この頃ですが、皆さんはお変わりなくお元気でいらっしゃいますでしょうか?
2024年7月に行いました育てる絵画ワークショップ@NAZUKARI WARE HOUSEの集計が終りましたのでお知らせいたします。
今回は33名の方にご参加いただき、対話をしながら鑑賞し、たくさんのアイディアをワークシートに書いてもらいました。
今回のワークショップではこちらの左の上下にある空白をどのようにしたら良いかをまず話し合いました。
リュックを背負った人の仲間を増やしてほしい、緑をもっと横に増やしてみては、やはり日本だから日本の象徴である富士山を書いてはどうか、空には花火を打ち上げて欲しいなどの意見が多く出ました。
その中でこの余白は、鑑賞者の感情移入ができる場所であって良いと言う意見が出て、なるほどなぁと思いました。
また、参加者で話をしているときに、この絵画には過去と現在はあるけれど、あまり未来を感じさせるものが少ないのではと言う事に話の話題が移動してきたので、
そこでみんなで未来を感じるものとは一体何なのか。について話し合ったところ、「サイバーパンク」や「空飛ぶ車」「乗れる紙飛行機」などの意見が出てきました。
また中央下段にいる子供と落ちたアイスクリームを関連付けて、新しいアイスクリームをその子にどうにか渡して欲しいと言う優しい意見も多数出ました。
雪だるまを書いてみてはと言う意見では、雪だるまとは人の手で作ったものであり、溶けてしまうので儚さを表すことができるのでは…という事は、栄枯盛衰や源平合戦など、昔の歴史とつながってはいかないか?
などと、対話を重ねていくにつれてどんどんアイディアが広がっていくのがとても驚きました。
これが育てる絵画の面白さなのですね。
そんなワークショップを経て、今回の集計結果をもとに指示書を作成いたしましたので、描き手の井上に渡します。
どのようなモチーフがどんなふうに描き加えられるのか楽しみにお待ちください。
7月の暑い中、ワークショップにご参加してくださり本当にありがとうございました。
育てる絵画
井上ゆかり 黒沢陽子